アジャイルな開発で仕事を楽しく変えていきたい

書評

わかりやすいアジャイル開発の教科書から学ぶ、価値あるソフトウェアづくり


TextBookAgile

  1. 価値を描くためのゴールをつねに意識し続けること
  2. ゴールを実現するために、プロジェクトメンバーとお客様の心を一つに同期させ、協調できるリズムを作り出すこと
  3. 自分たちが世に送り出すソフトウェアと、自分を含めたメンバー全員に愛着を持ち、パワーを最大限発揮できること

『わかりやすいアジャイル開発の教科書』(前川直也+西河誠+細谷泰夫著、ソフトバンク クリエイティブ株式会社)の著者は、上記の3つの要素を「価値あるソフトウェアを世に送り出す」ために重要であると記しています。本書は、これからアジャイル開発をはじめようと思っているエンジニア向けに、わかりやすく、すぐに活用できるノウハウがギュッと詰まっています。

アジャイルの根底には「対話」がある(273ページより)

アジャイルソフトウェア開発の目的は「ビジネス価値の最大化」です。その目的を達成し、より価値あるソフトウェアを世に送り出すには、世界経済や文化、社会、市場動向、時代背景、人といった、双方での対話を綿密に行うことが大切です。本書を通して、様々な「対話」のヒントを学ぶことが出来ます。

ヒントが満載!Why、How、Whatの順に学習することで「現場に定着できる」

なぜアジャイルなのか?(Why)からはじまり、どのように現場に導入するか?(How)、具体的に何をすれば定着できるのか?(What)を学習することが出来ます。アジャイルな開発を現場に導入する際、アジャイルにどのようにやるか(How)から考えてしまい、本質的な目的やそもそもなぜやるのか(Why)を理解せずに導入したことで、現場に定着できない、または現場でカイゼンできないことを聞きます。

本書では、「なぜ?」を常に意識して、本質を理解しながら学ぶことが出来ます。それぞれの現場に定着できるヒントが満載なので、ぜひ現場の開発メンバーを集めて読書会やワークショップ、TDD、リファクタリングを行ってみてはいかがでしょうか?

 

わかりやすいアジャイル開発の教科書
わかりやすいアジャイル開発の教科書
著者/訳者:前川 直也,西河 誠,細谷 泰夫(著)
出版社:ソフトバンククリエイティブ (2013/3/28)
定価:¥ 2,415
Amazon価格:¥ 2,415
単行本(ソフトカバー) ( 320 ページ )
ISBN-10 : 4797371285
ISBN-13 : 978-4797371284

 

■目次
第1章 なぜアジャイルなのか?
第2章 ソフトウェアの価値とは
第3章 アジャイルを現場に導入しよう
第4章 アジャイルを現場に定着させよう
第5章 アジャイルの本質 ~原則と理論をおさえよう~
付録
A-1 アジャイルを学ぶ場 ~コミュニティ紹介~
A-2 用語解説
A-3 参考書籍